暗 室
 オリンパスXA(余ったフィルム)で撮影。+A11 ストロボ使用。引伸機はフジのA450。その隣は自作タイマー。(1999 25 Sept 撮影)
 クラシックカメラでは、モノクロで写真を撮る機会も多いので今でも暗室だけはキープしている。わざわざ引伸機を買うのもどーかと思い最初は4x5inch Speed Graphic camera をコピースタンドに付けて楽しんでいた。時代は変わって印画紙はすっかり様変わりし多諧調RCペーパーが主流になっていた。

 写真家のTさんからベルギーに移り住むのでいらないかとのメールをもらい、あり難く頂いてきたのが写真のFuji A450。Tさんはゾーンシステムの大家であり、以前にもいろいろ教わったことがある。このFujiのA450は4x5inchをカバーするので古いカメラで撮った大判写真を焼くには重宝している。他にミノックス用やブローニーまでの小型引伸機もあるが狭いので同時に使うことはできない。

 最近はスキャン画像をPCで楽しむことが多く、暗室に入るのはフィルム現像のときぐらいである。デジカメが台頭してきた現在、この暗室がもの置きに変身する日ももうそこまできている。

 古い雑誌をみていると面白い。左の絵はNew England Photograperという写真雑誌の1940年9月号に載っていた広告の一部で、8x10inchのネガが伸ばせるEastman No2という巨大な引伸機である。8x10inchから最大40x50inchまで伸ばせるほか、21/4x23/4inchまでの縮小もできるらしい。ランプは1000ワット。
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